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架台選びがプロジェクトを左右する──最新の種類とトレンド徹底解説

太陽光発電の導入が全国的に拡大するなかで、パネルの変換効率やパワーコンディショナーの性能に注目が集まりがちですが、プロジェクトの成否を大きく左右するのは実は「架台」です。架台は単なる支持構造ではなく、発電効率、設置コスト、耐用年数、維持管理性に直結する要素であり、EPC事業者にとっては「設計力」と「選定眼」が問われる領域です。

本コラムでは、代表的な架台の種類ごとの特徴と、近年の動向について整理しました。


架台の主な種類と特徴

固定型(高架・棚架台)
最も普及している方式で、水平または傾斜して設置。国内の野立てやメガソーラーの多くで採用実績あり。

アンカーレス架台(例:UP-Base NEO)
屋根に穴を開けず、ウェイトや摩擦抵抗で固定する工法。特に陸屋根建物に有効。

垂直架台(例:UP-Stand)
パネルを垂直に配置する方式。両面発電モジュールと組み合わせることで朝夕の発電量を増加。

追尾型(トラッキング架台)
太陽の動きに合わせてモジュール角度を調整する方式。単軸型・双軸型がある。

混合型・複合モデル
垂直+水平、ハウス型+棚架台など、複数方式を組み合わせる手法。

最近の動向・トレンド

まとめ

太陽光発電において架台は単なる基礎ではなく、発電効率・設計自由度・施工性・保守性を統合的に支える基盤技術です。案件ごとに「土地条件」「気象環境」「荷重制限」「稼働スケジュール」などの制約が異なるため、EPC事業者や施工会社は最適な架台を選定・提案できることが大きな差別化要因になります。

ソーラーデポでは、最新の架台技術や導入事例をもとに、EPC事業者の皆さまが現場で活用できる知見を提供してまいります。架台選定でお困りのことや、ご質問はお気軽にお問い合わせください。

参考文献・出典

  1. 農林水産省「営農型太陽光発電設備設置状況等について」
    https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukei/totiriyo/attach/pdf/einogata-55.pdf

  2. 経済産業省 資源エネルギー庁「再生可能エネルギー導入促進関連資料」
    https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/

  3. NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)「太陽光発電システムに関する動向」
    https://www.nedo.go.jp/

  4. 自然エネルギー財団「ソーラーシェアリングの最新動向」
    https://www.renewable-ei.org/

  5. IEA PVPS「Trends in Photovoltaic Applications 2024」
    https://iea-pvps.org/

  6. BTC Solar「Global Solar Panel Mounting Structures Market Trends」
    https://www.btc-solar.com/news/the-exploding-global-solar-panel-mounting-structures-market-trends-size-and-future-growth/

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