九州電力は2019年度に再エネの出力抑制を74回実施しました。
遠隔抑制が可能な発電所だと15~16回の抑制がかかったようです。
太陽光発電所の全体でみると44.3万MWhもの電力が抑制され、
同等の電力が無駄になったと言えます。
期待発電量に対しての抑制量を逸失電力量比率と言いますが太陽光発電は
4.1%との事。九州の全ての太陽光発電所から発電される電気の量は
かなりありますので4.1%は非常に大きいですね。
2020年度のFITから実質投資目当ての発電所が出来なくなったことはりますが
今まで認定されて工事されていない発電所はまだまだあり、それらが増えると
九州での太陽光からの発電量はもっと増えます。そうなると抑制の価格回数は更
更に増えると予想されます。
またコロナウイルスの影響により事業が止まったり、縮小したりしている
ビジネスもまだありそのため電力の消費量がいつもより低くなっています。
従って不要な電力が通常より増えるため、2020年は更に出力抑制がかかる
可能性があると言えるでしょう。
太陽光発電事業はコロナウイルスに左右されないと言われていますが
地域によっては結果的に影響を受けている一面もあるようです。