2012年に発売したオムロンで大人気の屋外設置用PCS(パワーコンディショナー)「KPMシリーズ」。使いやすさや性能の高さで大ヒットとなりました。
同製品より、高性能かつ小型・軽量化を実現した後続機種、「KPVシリーズ」が2018年4月に発売される予定です。一体どのような点で優れているのか、同製品の魅力に迫ります。
新型の5.5kw機(型番:KPV-A55-J4)は、新しくJET認証に規定された力率0.95時の電力変換効率が、業界最高水準となる96%を達成している上に、500w程度の低照度時の電力変換効率でも95.5%と高い数値を維持しています。つまり日照時間の少ない時間帯も高効率運転を維持することができるので、従来品より多くの電力を取り出すことができます。
さらに回路あたりの最大許容短絡電力値を引き上げることで、両面発電パネルやハーフカットパネルなど、高電流化するパネルが繋ぎやすくなりました。いずれも発電量アップが見込める特徴であり、投資回収期間の短縮も期待できます。
PCS本体の重さは従来の36%減の20kg。取付ベース板も従来の約半分の軽さになり、一人で持ち運べる重さとなりました。サイズも小さくなり、PCS同士の離隔距離も「3㎝以上」に縮小し、狭い場所でも設置できます。
また施工の手順を減らすことで、PCS取り付け時間が大幅に短縮。作業がしやすいようにフロントカバーに締め付け作業を集約するなど、随所に工夫も凝らされています。工数削減などによる施工面でのコストダウンにも期待できます。
高性能や小型化の他に、塩害地域の対応地域の拡大等、あらゆる面で優れている新型PCSを、今後の新規案件で検討して見てはいかがでしょうか。Solar Depotでも扱う予定ですので価格、在庫についてはお問い合わせください。