コラム

太陽光発電産業をリードする中国

国外
2018年3月26日

2000年代に太陽光電池産業へと参入した中国の太陽電池製造企業は、強気な拡張計画を実現し、いまや世界の太陽電池生産の大きな役割を占めるまでに成長した。

2017年には世界の太陽電池モジュール生産量は100GWレベルに達したと言われているが、中国工業情報化部(MIIT)は2017年の中国の太陽電池モジュール生産量は76GWであったと発表している。

中国の太陽電池メーカーはコスト競争力と迅速な設備投資を武器に成長を続け、生産量の世界シェアで70%台を維持し“世界の工場”としての地位を確立している。

一方で、日本は世界市場規模が小さい頃は世界の牽引役であったが、中国の台頭によって後退していった。今では日本市場の一部のみ国際品が占め、残りは中国などのOEM供給に依存している。太陽光発電システム導入量については、中国、日本共にフィードインタリフ制度などが奏功して市場を大きく拡大したが、直近では日本が縮小傾向であるのに対し、中国はそのままの勢いで拡大している。こちらも世界シェアが50%を超えており、大きな存在感を示している。

一昔前は中国製パネルに対する品質不安の声が聞かれたが、品質の向上とコストの低下を実現し、名実ともに太陽光先進国となった。