コラム

他人ごとではない!太陽光発電の落雷対策を考える

不具合・故障
2018年4月6日

太陽光システムに被害を与える落雷

季節を問わずに突如発生する雷。落雷によって太陽光発電設備に不具合が生じる事態は珍しくありません。パワコンや接続箱の基盤、太陽光パネルのバイパスダイオードや、ケーブルが焼けて、発電設備が止まってしまう恐れがあります。急な落雷対策の対策とその注意点をまとめました。

落雷対策

落雷対策で有効な機器はSPDです。SPDは別名「避電器」や「雷保護装置」、「サージアブソーバ―」とも言います。基本的にパワコンや接続箱、受配電盤に予め備わっていて、過電圧を感知した際に作動し、地面に電流を逃して設備を保護する役割を担います。

ただし、SPDは一度設置すれば永久に使用可能な機器ではなく、交換が必要なSPDを放置していると、落雷時には当然被害は防げません。日頃からメンテナンスをしっかりと行い、SPDが動作可能かを定期的に確認しておくことが重要です。また、SPDだけで落雷対策が万全とは言えません。いざという時、SPDを正確に作動させるためには、各機器の接地抵抗値を均一にして、「接地の等電位化」を行う必要があります。

接地とは、接地電極、つまり金属導体を地面に打ち込み、電気設備と電線で結んだ状態を指します。接地してあれば、電流は地面に流れ、感電することはない為、太陽光電池アレイやパワコン、接続箱には接地を施します。

その際、各機器の接地工事をバラバラに実施すると、接地抵抗値が均一にならず、この状態で雷が発生すると接地間で電位差が生じることになります。つまりSPDが地面に流そうとした過電流が、機器に流れ込み破損してしまう危険性があるという事です。

そこで必要になる作業が、「接地の等電位化」です。つまり、接地同士が等電位であれば、過電流は地面に流れ、危機を破損する可能性はなくなります。接地の等電位化は、接地間用のSPDを取り付けたり、接地電極同士を導体でつなぐことで完成します。

万全の雷対策を行って、長期的に安定したシステム稼働を目指しましょう!