今後の太陽光発電導入への壁とは
太陽光発電システムは日本における再生可能エネルギーの主要電力源であり、日本は世界でもトップクラスの導入量を誇っています。ただ一方で、政府が掲げる導入目標と実態には開きがある現状があります。今後さらなる導入を推し進める上での障壁として、
①日本特有の土地面積の制限から、従来の野立て設置のような広大な土地を使っての新規設置が難しい状況
②発電量のピークは太陽の動きに直結していることから、発電量のピークが日中に集中するため、電力の販売において優位性が期待できないことや、出力抑制の増加等、効率的な発電に限界がある現状
この2つの視点が近年議論されています。
垂直太陽光架台のメリット
1)省スペースで使用用途の拡大が図れ、多様なニーズに対応可能
垂直架台は、太陽光パネルを垂直方向に設置するため、従来の水平方向に設置する野立て等の架台から比較すると設置スペースが大幅に抑えられるため使用用途の拡大が図れ、多様なニーズに応えることが可能となります。
特に、雪の多い地域では水平方向設置と比べてパネルへの積雪が無い分、積雪による発電量低下や架台自体への荷重負荷による倒壊への心配が少なく、導入障壁が少ない製品となります。
また、架台間の間隔を調整することで日射確保可能なため、農地や牧場等での営農型発電(ソーラーシェアリング)、駐車場やフェンス等多様なニーズにも対応いただけます。これまで敷地や屋根の制限で太陽光発電システム導入が難しかったお施主様への新たな選択肢としてご利用いただけます。
2)価値の高い電力発電が可能に
使用する両面発電パネルを東西に設置することで、電力市場価格の高い時間帯(朝・夕方の時間帯)に発電のピークを移行することができるため、電力を優位に販売することや出力抑制量の低減を目指すことが可能となります。垂直架台の導入で、これまでの『もったいない』発電を脱却し、価値の高い電力発電が可能となります。
垂直架台「UP-Stand」は施工性の高い設計、工期短縮を狙える!
弊社でも垂直架台「UP-Stand」を取り扱っております。弊社のUP-Standは独自の設計コンセプトをもとに施工性を高める設計となっております。
具体的には、杭と柱の独自設計によって軽量化を行ったほか、柱とレールの接続、パネル固定、ケーブル配置などの細かな調整工程に配慮しており、工期短縮を目指すことが可能です。
UP-Standの特長
-
価値の高い電気:東西向きに両面発電パネルを設置することで発電効率最大化
-
雪に強い:垂直型のため積雪による発電量低下や倒壊の心配が少ない
-
高い施工性:独自の設計コンセプトにより容易な施工
-
多様なパネル選択:許容サイズ内でのパネル選定可
-
多様な用途:牧場や農場、駐車場、フェンスなど多様な用途で使用可能
-
省スペース:設置スペースが少ない為、従来設置が難しかった場所での設置可能
-
高い外観性:段差のないアレイは、美観を損ねません
製品仕様
製品名称 :UP-Stand
地表面粗度区分 :Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ
設置基準風速 :34m/s以下
架台高さ :4000㎜以下
パネル下面高さ :1500㎜以下
垂直積雪量 :150㎝以下
対応パネルサイズ :縦幅1500~2400㎜、横幅800~1150㎜、厚み25~50mm
架台材質と表面処理:鋼材、溶融Zn-Al-Mg系合金めっき鋼板
設置環境 :一般地域
※設置条件を満たしている場合でも設置環境やその他条件を複合的に判断して設置不可となる事がございます。
※仕様外の地域でも架台形状等の変更で設置可能となる場合がございます。ぜひご相談ください。
図面やお見積りなど詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。