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法人電気代削減を実現!自家消費型太陽光発電で得られる3つの恩恵

経営において電気代削減は重要なテーマであり、電気代が値上がり傾向にある今、多くの企業で具体的な解決策が必要とされています。

法人の電気代を削減する方法として省エネ機器の導入や節電は代表的な策となりますが、自家消費型太陽光発電を導入することで電気代の効果的な削減ができる事をご存知でしたか?

自家消費型太陽光発電は、自社の屋根に太陽光発電を取り付けて発電された電気を自社で使用するシステムで、法人の電気代の見直しを検討されている場合に推奨される解決策です。

この記事では、法人電気代削減のために知っておきたい電気代上昇の主な原因や、電気代削減を実現する方法をご紹介していきます。

そのなかでも注目すべき「自家消費型太陽光発電で得られる3つの恩恵」を、法人の電気代削減の実現のためにお役立てください。

法人電気代削減のために知っておくべきこと

まずは、電気料金はどのように算出され、何が原因となって電気代が上昇するのか理解を深めておきましょう。

電気料金の計算方法

毎月支払っている電気料金の内訳を気にされたことはありますか?

電気料金は「基本料金」+「電力量料金」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」という3つの項目を合算したものになります。

電気料金の削減は毎月の利益創出に繋がるため、上記のどの項目の料金を抑えられるかを考えていく必要があります。

電気代上昇の主な原因

法人の電気代が高くなる主な原因を理解し、毎月の電気代削減に向けた知識を深めておきましょう。

燃料費調整額の変動

前述した電気料金の内訳のうち、毎月変動する可能性がある項目は燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)です。

燃料費調整額は、燃料費調整制度に基づいて電気の使用量に応じて算定された金額のことを指します。

燃料費調整額は「燃料費調整単価×使用電力量(kWh)」という算出方法になっており、燃料費調整単価は原油・LNG・石炭の直近3ヶ月分の貿易統計価格が影響するため、国際経済の情勢によって価格変動が起こります。

経済情勢の悪化により燃料費調整単価が高くなることが、電気料金が高くなる原因の1つとなっています。

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の変動

再エネ賦課金は、再生可能エネルギー発電(風力発電・地熱発電・水力発電など)を世の中に普及して拡大させるために、電力会社が再生可能エネルギーの買い取り費用を消費者に一部負担させるという目的で請求している料金です。

再エネ賦課金の単価は、毎年国が定めた金額で全国一律です。毎月の電気の使用量に単価を掛けて算出された金額が再エネ発電促進賦課金として請求されます。

環境省は、2030年まで再エネ賦課金は値上がりし続け、2030年をピークとして値下がりするという分析結果を公表しています。

電気使用量の増加

法人の電気代が高くなる原因の中でも把握しやすいのが電気使用量の増加です。

従業員の増加による電気の使用量と使用時間の増加、そして労働時間の増加は電気代に大きく関わってきます。

使用している機器の種類によって使用電力量も変わることを覚えておきましょう。

法人電気代削減の具体的な方法

ここからは、法人において電気代削減が実現できる具体的な方法をご紹介していきます。

省エネ機器の導入と節電

社内の努力次第で電気代を削減できるのが、省エネ機器の導入と節電です。

財団法人・省エネルギーセンター_オフィスビルの省エネルギーによると、オフィスの専有部分における消費電力の中で照明機器が最も高い割合を占めていることが分かっています。

照明機器の消費電力を削減するために有効なのが、蛍光灯からLEDへの交換です。

LEDへの交換時に高額な初期費用が必要になりますが、長期で考えた場合はLEDはランニングコストが低く長持ちするというメリットがあります。

他には、空調の設定温度を変更する、使用していない機器の電源を落とす、就業時間の見直しなどの節電が法人電気代削減に繋がります。

電力会社の変更

2016年から始まった電気小売全面自由化により、電力市場を独占していた大手電力会社以外の電力会社(新電力会社)と自由に契約を交わせるようになりました。

新電力会社との契約は、基本料金無料・電気料金単価が安い等、様々なプランがあり、新電力会社に変更するだけで電気代を削減できる可能性もあります。

さまざまなセット割引やお得なプラン、ポイントサービスが用意されており、豊富な選択肢の中から最適な契約を探すことができます。

自家消費型太陽光発電の導入

法人電気代削減を実現させるために、最もお勧めしたいのが自家消費型太陽光発電の導入です。

自家消費型太陽光発電は、屋根や空いた土地にソーラーパネルを設置し、太陽光システムによって発電した電気を自社で使用するという、いわゆる自家発電の方法です。

自家消費型太陽光発電は、発電した電気をすべて自社や自宅で消費する設計の「全量自家消費型」、自家消費分を超える発電を売電に回す「余剰売電型」の2種類に分類されます。

自家消費型太陽光発電を導入することで、電気料金の削減、即時償却による法人税の軽減、環境経営の推進などの恩恵を得ることができます。

電気料金の削減において具体的にどのような恩恵が得られるのかはこの先で詳しく説明していきます。

自家消費型太陽光発電で得られる3つの恩恵

ここからは、法人電気削減、工場電気代削減、製造業電気代削減に繋がる自家消費型太陽光発電で得られる恩恵を3つに絞ってご説明していきます。

電気代の削減

自家消費型太陽光発電の導入で得られる最大の恩恵が「電気代の削減」です。

大手電力会社を利用している場合、燃料費の変動による電気料金の値上げは避けられず負担が年々大きくなってしまいますが、自家消費型太陽光発電を導入することで負担を抑えることができます。

電力法人契約の高圧以上の契約をしている場合、基本料金に関わる最大デマンド(過去1年で最も電力を多く使った30分間)を自家消費型太陽光発電を用いて抑えることができ、基本料金を低くすることが可能です。

日々の節電に努めることはもちろんのこと、自家消費型太陽光発電は効果的に電気代削減を実現することができます。

非常用電源としての利用

地震や台風、集中豪雨などの影響で突然の停電に見舞われることは日本では珍しいことではありません。

長時間の停電によるコンピュータの稼働停止、製造システムの停止は経営に大きなダメージを与えてしまいますが、自家消費型太陽光発電の導入によってこの被害を避けることができます。

発電された電気と蓄電池を併用することで停電時も長期間対応ができるため、万が一の事態を想定した自家消費型太陽光発電の導入はおすすめです。

中小企業の節税対策

中小企業が自家消費型太陽光発電を導入することで、中小企業経営強化税制と中小企業投資促進税制という2つの節税対策ができます。

以下のいずれかの条件を満たしている場合、中小企業としてこれらの恩恵を受けることができます。

  1. 資本金の額、または出資金の額が1億円以下の法人
  2. 資本金の額、または出資金を有しない法人の中で、従業員数が1,000人以下の法人
  3. 従業員数が1,000人以下の個人事業主

条件を満たす法人が中小企業経営強化税制と中小企業投資促進税制を利用するメリットをご紹介します。

中小企業経営強化税制

中小企業経営強化税制を利用することで、自家消費型太陽光発電の導入にかかった費用の100%を即時償却、または10%(資本金3000万円〜1億円以下の法人は7%)の税金控除が可能になります。

中小企業投資促進税制

中小企業投資促進税制を利用することで、自家消費型太陽光発電の導入にかかった費用の30%の特別償却、または7%(資本金3000万円〜1億円以下の法人は適用外)の税金控除が可能になります。

これらの節税対策以外にも、条件に当てはまることで固定資産税の軽減も可能になるため、経営の大きな手助けとなります。

まとめ

法人の電気代上昇の主な理由や、電気代削減のために自家消費型太陽光発電システムを導入する恩恵についてご紹介しましたが参考になりましたか?

屋根に取り付けた太陽光発電を用いて自家発電する自家消費型太陽光発電は、電気代の削減という目的以外にも災害時の非常用電源として活用することもでき、中小企業を対象とした節税対策にも対象になるというメリットもあります。

また、自家消費型太陽光発電を導入した企業は、積極的な環境への取り組みが評価され、企業のイメージアップを図ることもできます。

電気代が値上がりし続ける今、電気を買わなくてもよい「自家消費型太陽光発電システムを用いた賢いコスト削減」を目指してみませんか?

自家消費の詳細が知りたい方はここ

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