陸屋根用 軽量アンカーレス架台 UPBASE

UP-Base NEOとは

UP-Base NEOは、陸屋根の工場、社屋、商業施設等に太陽光パネルを設置する際に最適な陸屋根専用架台です。置くだけで屋根を傷つけず、軽量設計なため建物への負担も軽減できる架台で、今後需要増加が見込まれる自家消費型太陽光システムの設置に活用できます。

UP-Base NEO 7つの製品特徴

1

軽量設計

建物への負荷は
35kg/㎡以下

2

低コスト

シンプルな構造で
低コストを実現

3

調達の簡素化

置き石までセットのため
調達が簡単

4

多様なパネル選択

許容サイズ内であればどのメーカーでも使用可

5

防水層の保護

アンカーを打ち込まないため、建物を傷つけない

6

高い施工性

パネルの固定はラックレスで施工時間、コストを削減

7

メンテナンス性

特定のパネルだけ取り外し可能でメンテナンスが簡単

UP-Base NEOの安全性

強風に対する耐性

太陽光システムを屋根に設置するうえで、強風に対する耐性は重要です。アップソーラーは流体解析及び耐風性能試験を行い、架台の強度を検証しております。耐風性能試験では3方向(正面・側面・45度)から各1分間60m/sの風を送風した結果いずれの方向でも飛ばされることや破損変形は認められませんでした。
高い耐風性能を有するUP-Base NEOは日本の大部分の地域で設置可能です。

コンピューターによるUP-Base NEOの強度分析
コンピューターによるUP-Base NEOの強度分析

UP-Base NEOの製品外観

UP-Base NEOの製品外観

UP-Base NEOの製品概要

対応屋根種類 陸屋根
屋根勾配 3度以内
モジュール角度 5度(山型)
地表面粗度区分 地表面粗度区分Ⅱ、Ⅲ
設置基準風速 38m/s以下
設置可能高さ 39m以下
垂直積雪量 ~150㎝以下
対応モジュールサイズ 縦幅1640~2400㎜、横幅930mm~1200mm、厚み30mm~45mm
※設置条件を満たしている場合でも設置環境やその他条件を複合的に判断して設置不可となる事があります。

UP-Base NEOの設置実例

  • 事例1
  • 事例2
  • 事例3
  • 事例4
  • 事例5
  • 事例6

UP-Base NEOの設置実績例

事例カテゴリ 地域 容量・規模 特徴・採用理由
店舗 北海道 約103kW 耐積雪荷重に対応可能なアンカーレス架台を探しており、採用。
冷凍倉庫 東北 約435kW 耐風性能試験済み製品として選定。
他地域の倉庫でもリピート採用。
公共施設 関東 約52kW 防水層を傷つけにくいアンカーレス構造と軽量設計が評価され採用。
耐震Sクラスにも対応可能なため採用。
(置き石と両面テープでの接着を併せた接着仕様で固定)
製造工場 中部 約12kW 屋根補強不要の軽量構造により導入コストを最小化。
施工期間が短く、生産ラインを止めずに設置可能な点が採択理由。
法人社屋 関西 約22kW 短工期で施工できる点が決め手。
重りセット販売で施工が簡単なうえ、工数削減によるコストダウンも評価。
病院・福祉施設 九州 約64kW 防水層を傷つけず、静音・短時間で施工できる点を重視。
※守秘義務のため、概要のみ掲載しております。詳細はお問い合わせください。

UP-Base NEOのよくある質問

「アンカーレス架台」とはどのような仕組みですか?

屋根に穴を開けず、自重と摩擦力で固定する事で陸屋根面の施工が不要な架台です。
防水層を傷つけにくく、建物への負荷を最小限に抑える設計で、新築・既存建物問わず安心して導入いただけます。

一般的なコンクリートブロック架台との違いは何ですか?

UP-Base NEOは低重心山形設計と頑丈なフレーム一体化構造により、風荷重・水平力・沈下対策を最適化しています。
従来型の置石工法に比べて、軽量・高強度・施工スピードの速さが特長です。

どのような屋根に設置できますか?

陸屋根(フラット屋根)のうち、以下のような構造で多く採用されています。

  • コンクリート屋根(学校・工場・公共施設など)
  • アスファルト防水・塩ビシート防水・ウレタン防水・ゴムシート防水面など

※設計段階で荷重・風圧計算、及び環境条件に基づき適用可否を確認します。

耐風性能はどの程度ですか?

JIS規格に基づき、基準風速38m/s以下(地表面粗度Ⅱ・Ⅲ)で設計されています。

実機検証・流体解析も実施済みで、全国主要地域の基準風速条件に対応します。

耐風性能試験を実施していますか?

はい、実施しております。

耐風性能試験では、正面・側面・45度の3方向からそれぞれ1分間、風速60m/sの送風試験を行い、いずれの方向においても飛散・破損・変形などの異常は確認されませんでした。

耐震Sクラスの建物でも設置可能ですか?

はい、設置可能です。

UP-Base NEOは、標準仕様で耐震クラスBに準拠した置き型設計となっています。

一方で、災害時にも機能を維持することが求められる重要施設などでは、耐震クラスA以上の設計を指定される場合があります。その場合は、屋根面および防水層の材質に応じて両面テープを併用した接着仕様を採用することで、耐震クラスS相当での設置が可能です。本仕様は、公共施設・医療施設・防災拠点などでも採用実績があり、厳しい耐震要件下での設置にも対応しています。

詳細は、下記の「耐震クラス別仕様対応表」をご参照ください。

 

表:UP-Base NEO 耐震クラス別仕様対応表 ※静岡県除く

(注:接着仕様=両面テープを併用した固定方式)

屋根面・防水層の材質

耐震クラスB 耐震クラスA 耐震クラスS

コンクリート

標準仕様 接着仕様

接着仕様

ウレタン塗膜防水層 標準仕様 接着仕様

接着仕様

アスファルト防水層

標準仕様 接着仕様

接着仕様

ゴムシート防水層

標準仕様 標準仕様

接着仕様

塩ビシート防水層 標準仕様 標準仕様

標準仕様

※静岡県での設置の場合は、別途ご相談ください。

積雪地域でも設置できますか?

はい、可能です。垂直荷重・滑落雪対策を考慮した構造で、最大150cmの垂直積雪量に対応しております。
積雪地域では、ベース設置ピッチや補強設計を調整して最適化します。

雨水が溜まったり、浸水することはありませんか?

UP-Base NEOはレールの下も水の通り道を確保することで、東西南北方向へ水が流れる排水設計になっています。

この構造により、ベース付近での水が滞留しにくく、屋根面のカビやコケの発生、ボウフラの繁殖などの二次的な問題の低減が期待できます。

防水層を傷つけにくい非貫通構造と合わせて、長期的に清潔で安全な屋根環境を維持します。

工期や施工人数の目安はどれくらいですか?

目安として、パネル容量50kWシステムで6名・3日程度(荷上げ・配線含め5日)となります。
屋根面へのアンカー打設や現場での部材加工等が不要の為、施工性が高く、工期短縮・安全性向上が図れます。

置石ブロックとセットでの販売ですか?

はい、置石ブロックと架台をセットで販売しております。
現場での材料調達や寸法確認の手間を省き、調達負担を軽減するとともに施工品質の均一化を実現します。
セット設計のため、強度・安定性・耐風性能が確保された状態での施工が可能です。

メンテナンスは必要ですか?

ベース部材には耐腐食アルミを使用しており、点検時はパネル清掃や緩み確認程度で済みます。

導入コストはどれくらいですか?

架台単価は設置条件・屋根面積・レイアウトにより異なります。
アンカー工事不要・工期短縮による人件費削減効果を含めると、トータルコストで他方式の架台より優位です。
概算見積は屋根図面など案件情報を頂けましたら、無料でレイアウト図の作成・ご提案が可能です。

自家消費型の案件にも対応していますか?

はい、UP-Base NEOは学校・工場・物流倉庫・公共施設などの自家消費案件に最適です。既に多くの自家消費案件で導入実績がございます。

他社のアンカーレス架台との違いは?

一般的な他社製では、風対策で屋根荷重が大きくなる、対応パネルが限られる、耐風性に不安がある、特殊施工で工期が長くなるといった課題が見られます。

一方でUP-Base NEOは、

  • ✓低重心アルミ構造+EPDM緩衝材で軽量・高強度・長期安定性を確保
  • ✓重りと架台をセット供給し、現場調達不要・短工期を実現
  • ✓非貫通構造で防水層を守り、防水保証を維持
  • ✓政府性能試験を実施済みで全国主要地域に対応
  • 幅広いパネルサイズ(縦1,640〜2,400 mm・横930〜1,200 mm・厚30〜45 mm)に対応し、メーカーを問わず採用可能

特許取得の独自構造と全国実績により、軽量・耐風性・短工期を両立したアンカーレス架台です。

使用前自己確認(設置前確認)には通りますか?

はい、最新のJIS規格「JIS C 8955:2017(太陽電池アレイ支持物構造設計標準)」に準拠した構造計算書を提出しており、各自治体や確認機関での自己確認審査においても、これまで問題なく適合・承認されています。