コラム

新しい太陽光パネル架台の設計ガイドラインについて解説!

架台
2019年11月8日

「太陽光発電の設計ガイドラインが大きく変化した」強度や腐食の実験を繰り返して、新たなガイドラインが完成したので信頼できます。

とはいえ、
・具体的な変更点は?
・今までのガイドラインでは何か問題があったの?
という方も多いと思います。

この記事では、そんな新しい太陽光パネル架台の新しい設計ガイドラインの疑問を解消します。

具体的には、
・新設計ガイドラインの概要
・変更されたルールのポイント
の順番で重要なポイントを紹介します。

新設計ガイドラインの概要

ここでは太陽光発電の設計ガイドラインの概要について紹介していきましょう。

今回の設計ガイドラインは以前のガイドラインから、強度や腐食の実験結果をもとに安全性を強化のため、「5章 使用材料の新設」「6章 架台の設計」「7章 基礎の設計」「8章 腐食防食」が追加されました。

新ガイドラインは50年に一度の災害を想定し、耐えられるように作られています。これによって太陽光発電の事故を最小限に抑える取り組みがされています。

変更されたルールのポイント

新ガイドの5章〜8章で変更されたポイントを紹介していきます。

鋼材に加えて、アルミやコンクリートを使用

まず、5章の使用材料の新設では、従来使用されていた鋼材に加えて、アルミニウムやコンクリートの使用が義務化されました。

アルミニウムは使用する際、寸法・形状などをアルミニウム建築構造協議会に従う必要があり、かなり耐久性を確認した上で使用が可能になります。

事故防止のため、従来の使用材料に加え、厳しいチェックをクリアした材料を使用されるのは安全性のアップに繋がりますね。

アルミ架台の破損を防ぐ

6章の架台の設計では、実証実験によってアルミ架台の破損が発見されたため、「架台構造の主要な部分のアルミの厚さは1mm以上」とされました。溶接や熱処理加工にも細心の注意を払う必要性があるため、架台のアルミ加工は最も重要な部門とされています。

傾斜地の風圧変化を念頭置いた設計

7章の基礎の設計では、強風対策として傾斜地の風圧変化を念頭置いた設計を求めています。例えば、山の斜面の設置された太陽光パネルでは、斜面の途中と山頂では風圧が全くレベルが違います。そこで同じような設計を行っていると、山頂付近でパネル破損などの事故が起こりやすくなります。

そのため、傾斜地では、水平にパネルを設置して、風邪や雪の負荷を下げるような工夫を行っています。

雨がかからないことから起こる腐食を防ぐ

8章の腐食防食では、架台に雨がかからないことからの腐食を防ぎます。一般的にジメジメしたところで腐るイメージがありますが、雨が当たることで、大気汚染物資を洗い流してくれる効果があります。それが結果的に腐食を防いでくれます。

雨が掛からない部分はメンテナンスで補うしかありませんが、長期耐久性があるため、腐食に気づかず、使用しているケースが一番危険です。錆が酷すぎる場合は、メンテナンスも不可能になってしまいます。

雨がかからないことから起こる腐食を防ぐため、メンテナンスを徹底して行いましょう。

まとめ

今回は、新しい太陽光パネル架台の設計ガイドラインについて解説してきました。新ガイドラインから新たに「5章 使用材料の新設」「6章 架台の設計」「7章 基礎の設計」「8章 腐食防食」が追加されました。

変更されたルールは、
・鋼材に加えて、アルミやコンクリートを使用
・アルミ架台の破損を防ぐ
・傾斜地の風圧変化を念頭置いた設計
・雨がかからないことから起こる腐食を防ぐ
がポイントでした。

新ガイドラインはあくまでもメンテナンスの最低ラインです。経年劣化や事故を防ぐためには、より小まめに念入りなメンテナンスを行っていきましょう。

(画像はパブリックドメインQから)
【YouTube】
【新しい地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン2019年版について解説!①】

【新しい地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン2019年版について解説!②】