コラム

太陽光パネルの過積載とは? パワコン・ストリング構成とそのメリット・デメリット

過積載
2019年5月16日

固定買取価格(FIT価格)が毎年下がるなか、太陽光投資家はどのようにして発電量(売上)を最大化するかが重要になります。その一つとしてここ数年行われている手法が太陽光パネルの過積載です。

過積載とは何か?

過積載とはパワコンの積載容量を超えてパネルを設置する事を言います。例えば定格容量が49.5kWのパワコンに、80kW分のパネルを設置するようなケースのことを言います。

何故パワコン容量以上にパネルを設置するのか?

太陽光パネルは公表されている出力いっぱいに発電することは実はあまりありません。300ワットパネルは実は常時300ワット発電しているわけではないのです。パネルの出力と言うのは日射量・照射角度・気温・湿度等の一定条件がそろった時に最高で出せる発電量を表しています。このような完璧な条件は実際の自然環境では多く存在しません。

従って49.5kWの処理能力があるパワコンに49.5kWのパネルを付けたとしても、パネルの実発電で言えば例えば20kw, 30kwのように下回る事が多くなりパワコンの実力を活かしきれていません。

ここで例えばパワコン49.5kWに対して80kWのパネルを付けると、パネルは実際80kWの効率では発電しないが、非効率分を考慮しても上記の例に対して30kW, 40kWのように合計発電量は上がり、パワコンの能力をより活かし合計発電量も上がります。

もちろん一番発電する時間帯の発電量はパワコンの容量を超える事になると思いますが、その分が無駄になる比率よりも、効率がアップした分の方が大きいため最終的には合計発電量は上がります。これが過積載の考え方です。

過積載のメリットは?

過積載のメリットは上述の通りパワコンの使用効率を上げ、合計発電量を上げる事です。

例えば低圧システムであればパワコン容量は50kW未満である必要があります。その制限の中で最大の発電量を生み出す事ができるのでメリットはあります。

過積載のデメリットは?

デメリットとしては先ずコストがあがります。設置するパネルの数が増えるので比例してコストも増えます。このコスト増をカバーできる発電量UPがあるかが重要です。

また過積載のやり過ぎはメーカーの保証対象外になったり故障の原因にもなり得ます。通常パワコンには入力電圧と入力電流の条件がありますのでその範囲内にパネル数を収める事を念頭にいれましょう。今はパネルの性能が上がり出力も高くなっていますので、以前可能であったパワコンに対するパネルの直列数が出来なくなることもあります。新しいパネルを使用する時は過積載限度をしっかり再確認しましょう。

もし自分の計算で不安があればパワコンメーカーにパネルの仕様を伝え、過積載範囲を確認する事をお勧めします。

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