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太陽光パネルのリパワリング、リプレースは旧サイズパネルの調達が鍵

FIT売電制度が開始してから約10年

一方、太陽光パネルも製造物ですので一定の割合で故障が発生したり、また発電量が下がってきます。多くのメーカーが設定している出力低下率は約0.7%/年で、初年度は2,3%の下落から計算することが多いので10年経つと約10%の出力低下が起きます。つまり発電所の購入初年度より10%の売電収益低下を意味します。

またパワコンの保証も10年間で、半導体寿命の関係で10年前後で故障が多くなります。従ってパワコンの交換も必要となります。

リパワリング、リプレースは良い投資?

上述の通り10年経過した発電所は、購入時に比べ約10%の出力低下があり、またパワコンの故障も起きやすい時期です。また実はパネルの汚れもあり更に出力は下がっている。

ではリパワリングを行うとどうなるのか。下記が10年間経過した発電所がリパワリングによりどう変化するかの計算だ。

  1. パネル 10%
  2. パワコン 4%(昔のパワコンと今のパワコンの変換効率差の平均)
  3. 汚れ 3%(汚れは酷いと10%以上の低下となることも)
  4. リパワリングによる効果合計:17%

リパワリング、リプレースの壁

上述の通り17%前後の発電量UPが見込まれるのであれば、リパワリングやリプレースというのはやる価値が十分にある。ただし実際にリパワリングを行っている事業者は多くないように思える。なぜなのか。

その原因の大きな一つが意外にコストが高い事だと予想する。

実は5-10年前に多かったパネルサイズというのは現在どのメーカーも製造していない。要はリパワリングを行う場合は現在の以前に比べて大型のサイズのパネルを調達することとなる。そうなると現在の架台にはもちろん設置できない。従って架台の撤去、整地、架台の再設置が必要となり、これが大きなコスト負担となる。

但し逆に言えば、昔と同じパネルを調達できれば、上述したような利回りの高いリパワリングが可能となる。

旧サイズパネルの生産設備を確保

弊社ソーラーデポでは、お客様から旧サイズパネルのご希望を頂くことが増えてきたため、旧サイズパネルの製造を行っております。

ただし生産設備が年々無くなっているため、弊社でも長期での生産が難しいため、旧サイズパネルが必要な場合はお早めにお問い合わせください

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