コラム

耕作放棄地とソーラーシェアリング

ソーラーシェアリング
2019年10月18日

耕作放棄地は大きな問題?

現在の日本で深刻となっている問題の一つに、農家の高齢化があります。

日本の農地は約450万haですが、そのうち1割ほどは後継者が見つからず、耕作放棄地となっているのです。

その主な原因といわれているのが、収入の不安定さ。加えて、そもそも収入が過酷な労働に見合わないというのもあるでしょう。

ソーラーシェアリングで問題解決

そんな農家にとって貴重な収入源となり得るのが、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)です。

ソーラーシェアリング を設置すれば、自家発電として使用できるのはもちろん、FITを利用して売電することもできるのです。

たとえば、1反の農地で作物を作った場合は5~10万ほどの収益ですが、 ソーラーシェアリング を設置した場合は100万円ほどの利益が得られます。

実際、 ソーラーシェアリング はすでに全国で2000~2500箇所ほどあり、設備容量にすると600MWほど開発されているのです。

そのため、 ソーラーシェアリング に前向きになる農家は年々増えており、この動きはこの先たとえFITの売電単価が下がるなどしても衰えることはないでしょう。

もちろん、 ソーラーシェアリング を導入する場合、初期投資は必要です。

建設費を1kwあたり15万円で考えれば、過積載となる50kwクラスでも1200万円ほどかかる計算になります。

しかし、 ソーラーシェアリングを導入しさえすれば、たとえFITから完全に外されたとしても、新電力会社など電気を買い取ってくれる先はあるのですから、1kwhあたり12円ほどの収入はじゅうぶん見込めるのです。

そうすると、発電所の耐用年数を30年で考えても、約2400万円。単純に考えても2倍になります。

通常、電力会社に払う電気代は1kwhあたり24円ほどですから、売電+自家発電使用と考えると、なお利益は大きくなるでしょう。

このように、 ソーラーシェアリング (営農用太陽光発電所)の導入は農家の大きな収入源になるのです。

これは、ひいては日本の農業再生に大きく貢献することとなるでしょう。