2018年10月01日に経済産業省のHPで「電気設備の技術基準の解釈」の一部改正が告知されました。太陽電池発電設備の支持物、つまり架台について求められる内容が変わりました。(下記)
電気設備の技術基準の解釈の一部改正について
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2018/09/300928.html
以前の電技解釈では太陽電池発電設備の支持物について、日本工業規格 JIS C 8955(2004)に準ずることとありましたが、今回の改正により改訂された日本工業規格 JIS C 8955、つまりJIS2017年度版に準ずることが正式に求められる事となりました。
当HPの以前のブログで2017年3月に改正されたJIS2017年度版について説明しました。その当時ではJIS2017年度版は義務ではありませんでしたが、今回の電技解釈によって義務化された形となります。
まだ明らかにされていませんが、電技解釈に違反した架台を使用した場合は発電所の撤去のような罰則があると言われています。太陽光パネルと異なり架台は見た目だけではどのような仕様とはわかりませんので、違反をどの様に取り締まるかは不明ですが、コスト圧縮を求められている太陽光業界にとって痛手出る事は間違いありません。