2019年のFIT買取価格は14円。 電気の買取価格は下がり続ける一方、電気代は上昇を続けています。 電気は買ったり売ったりするよりも、創って使う方がお得な時代になってきています。 また世界的な動きとして脱炭素社会への転換が求められており、環境問題への企業責任が問われる時代でもあります。 そんな背景もあり、自家消費型太陽光発電システムへの関心は高まっており、実際の設置案件数は増加し続けています。
【電気料金・買取価格グラフ】
世界は脱炭素社会への転換へ
世界の有力な機関投資家たちは、ESG投資を通じて脱炭素に取り組む企業への積極投資を行うようになっています。そのため世界の有名企業の多くは、積極的に自然エネルギーなどを利用するようになってきています。
「RE100」「EP100」「EV100」といった国際イニシアチブに加盟すれば、脱炭素への取り組みを可視化させることができます。 世界を相手にしている大企業にとって「RE100」「EP100」「EV100」のような国際イニシアチブに加盟していることは、社会的役割を果たすことはもちろん、同時に投資家に対する大きなアピールにもなってきているのです。
脱炭素に取り組んでいない企業は出資も受けられず、また取引先としても認められなくなる、それが世界の標準であり、企業としてCO2削減、省エネなどに取り組むことがこれまで以上に重要になってきています。
自家消費のメリット
【電気代の削減】
発電して消費する分、購入する電気量を削減できます。
【環境貢献・PRへの活用】
太陽光発電導入による環境貢献をCSR活動として情報発信に活用できます。
【補助金・税制優遇】
各種施策の活用で短期間での投資回収も可能になります。
【その他 遮熱効果、BCP など】
遮熱効果による空調負荷軽減、緊急事態の非常用電源としても活用できます。
自家消費型太陽光発電システムの導入にあたって ー自家消費型システムはお客様の環境に合わせた設計が重要-
パターン❶ 使用量を超えない発電量で設計
日中の電気使用量以下で設計するシンプルなパターン
年間の電気使用状況から、日中(発電時)の発電量が超えない発電量で設計します。
メリット・・・売電の設備と比べ、安価で導入可能 税制優遇の対象である。
デメリット・・・使用量が最低なところに合わせるため、小規模な発電設備となり、電気料金の削減効果が少なくなる危惧あり。逆潮流が起こりパワコンが停止する危惧あり。
パターン❷ 逆潮流が無いよう出力を制御
発電量が多いときに制御装置で出力を制御するパターン
使用量の最大値を考慮しシステムを設計し、逆潮流が起こらないよう機器で制御。
メリット・・・パターン❶と比べ、大容量の設備となり、電気料金の削減が期待できる。 税制優遇の対象 。逆潮流によるパワコンの停止などをケアする必要あり。
デメリット・・・制御装置が高価なため、導入コストがかかる。制御装置に対応した設備(パワコンなど)が必要となる場合がある。 制御時に出力のロス(10%程度)がある。
パターン❸ 余剰売電で最大限に発電
出力を制御することなく、余剰分を売電するパターン。
使用量を越える発電量で設計し余剰分を売電。将来的に蓄電池の導入も考慮。
メリット・・・日中消費する電力の大半を太陽光発電で賄うことができる。発電量、CO2削減量などをアピールしやすい。余剰売電による売電収入が得られる。将来的に蓄電池を導入することで、さらなる電気使用量の削減が可能。
デメリット・・・ 売電を行うための設備と手続きなどで、他と比べ導入コストのUP、稼働までの時間がかかる。補助金や税制優遇などを受けることは難しい。
パターン❸´ 最大限に発電し余剰分を無償譲渡
出力を制御せず、余剰分を無償譲渡するパターン。
使用量を越える発電量で設計し余剰分を無償譲渡。連系の手間や期間が不要。
メリット・・・日中消費する電力の大半を太陽光発電で賄うことができる。発電量、CO2削減量などをアピールしやすい。余剰売電に比べ、稼働までの時間が短い。将来的に蓄電池を導入することで、さらなる電気使用料の削減が可能。
デメリット・・・余剰電力を無償で譲渡(収入にはならない)。
ソーラーデポでは設計ご提案から稼働後のメンテナンスまで対応させていただきます。 案件の大小は問いませんので、是非ともご相談ください。
弊社の自家消費システムについてはこちら
【音声あり】【自家消費型太陽光発電による電気代削減 メリットとデメリット①】
【音声あり】【自家消費型太陽光発電による電気代削減 メリットとデメリットは?②】