コラム

太陽光発電所の除草について。自力と外注依頼、メリットとデメリットを比較。本当にお得な方法とは?

メンテナンス
2019年5月30日

野立て太陽光発電でほぼ必ず発生する除草作業。正常な太陽光発電所の運用を行う為に除草は欠かせません。場所によって成長度合いは異なりますが梅雨から夏にかけて雑草は最も成長します。草の種類や気象条件によっては1シーズンに2回除草を行う必要があります。

良く勘違いされがちな事として、雑草によってパネルに影が掛かった場合、影の面積部分しか発電量が落ちないと考えているという事です。これは大きな間違いであり、太陽光システムの特性により、発電量の影響は影の掛かった部分だけはなく、掛かったパネルのアレイ全体の発電量が落ちます。従って除草は単純な作業ですが必ず行わなければならない作業の一つです。

https://www.solar-partners.jp/category/meritdemerit/influence-of-shadow

(出典 ソーラーパートナーズHP)

除草を行う上での心配事は掛かる費用と時間です。但し自力で除草を行う場合には思わぬリスクも付いてきます。下記にて、自力での除草と外注する場合のメリットとデメリットを比較します。

太陽光発電設備の除草方法について自力の場合と外注の場合を比較

自力で除草する場合

除草は言葉の通り、草を取る事なので誰でも簡単に方法は想像できるでしょう。 実際に自分で作業をしようとするのであれば、手作業での草むしりを真っ先に思い浮かべますが、実際に低圧太陽光の敷地は思っている以上に広く、重労働となります。梅雨から夏の間となると暑さによって体力を奪われ、体調を崩す事もあります。また草で手を切ったり怪我の恐れもあります。もちろん手作業であれば根まで取る事が出来るので除草効果は高くなりますが、毎年1回以上必要となる労力を考えると現実的ではありません。

続いて考えるのは草刈り機です。草刈り機は手作業に比べれば効率的に除草作業が出来ますが、機器の購入(またはレンタル)や取り扱い等不安点があります。また草刈り機によるケーブルの切断が起こる事もあるため慎重さが求められ結局作業スピードは落ちます。また草の長さが1mを超えてくると草の根本に草刈り機を当てても歯に草が絡まって切れません。その為草の上の方を一度刈って、その後根本を切るという2度刈りが必要となりこれも時間を要する原因となります。

次に除草剤の散布や防草シートの貼付も考えられます。ただいずれの方法も1回処置をすれば20年間何もしなくても良いという事は無く、除草剤の散布に関しては周りの状況(農地や水のたまる池等)に注意する必要がある事や、防草シートも数年後には草がシートを突き破って出てきてしまうことがあります。

外注で除草する場合

除草の専門家は機器を使用しての草刈りを各地で行っています。その為、各太陽光発電設備に応じた除草作業であり安心です。 また防草シートや除草剤に散布についても、周りの環境や適切な処置を取ってもらえることで、自分で作業するよりも効果的です。

自力の場合と外注の場合の除草費用を比較

それぞれの方法で除草を行った際に掛かる費用はどれくらいなのか?それが太陽光発電設備オーナーにとって最も気になる点でしょう。自力で行った場合と外注で依頼した場合、どの程度の費用感となるのか考えてみました。

自力での除草費用

もちろん自分で草を取るので、人件費という名目での費用支出はありません。ただ太陽光設備が遠方であれば交通費(ガソリン・高速道路)が掛かり、また手作業ではなく草刈り機を使用する場合、購入もしくはレンタル費用が掛かります。

【例】草刈り機レンタル業者 https://itosanki.com/rental

また草刈り機を使って作業をした場合には、作業中のトラブル(地面の石を跳ね飛ばしてパネルや近隣に被害を与える、また地表に出ているケーブル切断等)が発生することがあり、機材交換等の想定外の費用が掛かります。また最悪の場合は発電が止まって売電金額が減ってしまうという金銭的なリスクもあります。

外注する場合の除草費用

業者に依頼した場合、各社それぞれの費用形態がある為、一概に価格算出が難しい状況です。 また草刈は基本契約のオプションとなっている仕組が多く、年間メンテナンス契約を結ぶ事で思っている以上の出費となる可能性もあります。

また草刈りだけの依頼ができても除草費用と切った草の撤去費用が別になっている事もありますので、除草費用単価を表示している場合でも合計費用がいくらになるか確認するようにして下さい。

太陽光発電設備の除草に掛かる時間は?

自力で除草する場合

上記記載した通り、設備のある現地までの移動に掛かる時間を考慮する必要があります。もちろん除草をする時間を加えると、ほぼ1日を要する事が想定されます。また草の成長がピーク時の草刈りでは、かなりの量の作業が必要になる為、1日では終わらない可能性があり、数日を要してしまうかもしれません。

除草を外注する場合

業者に全てを依頼する事となる為、もちろん依頼者には時間の拘束はありません。サラリーマンであれば、貴重な休日を草刈りに費やすことなく、家族や親友との時間に費やすことが出来るメリットは計り知れないものとなります。状況に左右されますが、低圧であればプロは半日前後で終わらせることができます。

太陽光発電所の除草は自分でしない方が良い理由とは?

これまで様々な点で【自力】で除草を行う場合と【外注】で除草を依頼する場合のメリット・デメリットを記載してきました。自力のメリットは一言でまとめると費用が抑えられる事です。しかしながら上述の通り表面では見えないコストやリスクが存在します。

不慣れな草刈り機を使用する事での石の跳ね飛ばしやケーブル切断による発電の停止。除草剤の選択間違いや使用間違い。そしてこれらの対応にかかる追加コスト。現場への交通費もあります。

それ以上に大きな要因としては、太陽光発電のメンテナンスには多大な時間が必要となる点です。現地までの移動時間や作業時間は決して少ない時間ではありません。除草やその他メンテナンスでかかった時間を他に使うことが出来、次なる投資のアイデアを練る事も可能です。

太陽光発電の除草は外注がお得!

太陽光発電所を所有したからにはメンテナンスは不可欠です。メンテナンスを怠る事で、発電量低下を招き、本来得られるはずの利益が得られなくなります。その中でも除草はメンテナンスの中でも重要な作業の一つです。

ソーラーデポでは、オーナー様が必要な時に必要なメンテナンスのみを単発で依頼する事が可能なメンテナンスサービス“ワンタイムメンテナンス”をスタートしました。除草作業もメンテナンス項目の一つです。

従来、メンテナンスを行っていなかった方、また年間メンテナンス契約を終了されてまだ次回のメンテナンスについて決められていない方、是非ともご相談ください。

以上