太陽光発電のメンテナンスは自分で?業者で?適切な費用は?

メンテナンス
2019年7月22日

2019年7月10日~12日に横浜パシフィコで開催された“PV2019 太陽光発電 展示会&フォーラム”に弊社はメンテナンスサービスとして出展しました。

ブースにお越しいただいたお客様との会話やアンケートによって太陽光メンテナンスについて興味深いデータが取れました。

1.現在の課題

先ず太陽光発電という全体のトピックとして、現在課題としてとらえている事について聞きました。もちろんFIT低下がありますのでコストダウンが上位に来ることは予想できましたが、メンテナンスが18%と約2割を占めていました。

メンテナンスが義務化された事、また実際にメンテナンスしない事により故障やパフォーマンス低下を起こしているため注目度が上がっているのだと推測します。太陽光がメンテナンスフリーではないという認識がやっと表に出てきたと感じました。

2.誰がメンテナンスを行っているか

次に低圧太陽光発電所に関して、誰がメンテナンスを行っているかを聞きました。一番多いのは自分でメンテナンスを行っている発電所オーナーでした。低圧は収入もそこまで多く無い為、多くの人がコストを絞りたいという意思の表れだと思います。

別のコラム記事(下記)でも書きましたが自分でメンテナンスを行うのは経済的、技術的、時間的にあまりお勧めではありません。20年間という長い期間売電に支障が出ないようにするためには、やはりプロの手に委ねるのが一番です。

3.メンテナンスで重視する事

メンテナンスで重視する事はコストと品質がほぼ全てを占めており、やはりコストが一番重要という意見でした。

太陽光発電所を購入の際は運営シミュレーションにメンテナンス費用が織り込まれてない事があり、後で気づいても必要な維持費と言うよりは追加の出費、なるべくやりたくない事という認識になりがちです。また低圧の場合は売上を大きく圧迫する費用なのでメンテナンスは特に嫌厭されます。

但し太陽光発電所は20年間(又はそれ以上)稼働するもので、ましてや屋外に設置している設備なのでメンテナンスは必要な維持管理費という認識を持つべきです。

4.低圧メンテナンスの適切な予算

では最後にメンテナンスは必要と理解したとしても、実際にいくらまでなら支払えるのかという質問を低圧に限って行いました。

結果は5万円以下/年が39%、10万円以下/年が35%となり、合計約75%の回答者が年間のメンテナンス費用は10万円以下であるべきという結果でした。

現在市場にあるほぼ大部分の低圧メンテナンスサービスは年間契約で毎月固定支払のプランです。費用は約1万円/月が一番多く、年間合計は12万円前後となります。従って需要側の適正価格(10万円以下/年)と供給側の価格(12万円前後/年)にミスマッチがある状態です。メンテナンス業者はメンテナンス普及のためにはさらなるコストダウンが必要という状態が浮き彫りになりました。

5.ソーラーデポのメンテナンス

弊社のメンテナンスは低圧太陽光をメインとした長期契約無しのスポット依頼です(商品名:ワンタイムメンテナンス)。低圧のメンテナンス低コスト化を実現するため、必要な時に必要なメンテナンスだけを行うというコンセプトで20年間の生涯コストを下げる手法です。

実際、弊社は太陽光システムの販売を10年近く行ってきましたが、大部分の発電所は2,3年放置したぐらいでは問題は起きません(初期不良や設置環境の善し悪しに依りますが)。従って例えば2年に一回だけ検査と洗浄を行うようなメンテナンスでも、ノーメンテナンスに比べうと大きな違いがあります。また費用も2年に一回で行えば、通常年間メンテナンス費用は平均で10万円以下となります。

例えば自宅として家を購入したのであればお金をかけていつも綺麗に維持すればよいですが、太陽光はあくまで投資ですので出費は必要最低限に抑える必要があります。従って弊社のワンタイムメンテナンスは低圧太陽光の投資効果を最大限に高めるサービスです。お見積りは無料ですので是非お問合せ下さい。