環境に優しいだけじゃない!太陽光発電にはどんなメリットがある?

コラム
2019年9月1日

さまざまなメリットが特徴の太陽光発電

太陽光発電のメリットとしてあげられることは環境に優しいことですが、そのほかにも、エネルギーの入手費用が無料であること、太陽が当たれば平等に発電ができるメリットがあります。

また、環境に優しい点について掘り下げると、温室効果ガスが発生しないだけでなく、騒音が発生しない特徴も持ち合わせています。

エネルギーの費用が無料

太陽光発電のメリットは、エネルギーの費用が無料である点です。

火力発電の場合は、発電するために石油や液化天然ガス(LNG)、石炭を海外から輸入する必要があるため、エネルギーを入手するためにコストがかかります。

その点、太陽光発電の場合はエネルギーが太陽光であり、自然のエネルギーをそのまま利用できることから、エネルギーの入手にコストはかからないのです。

なお、太陽光発電ではソーラーパネル、パワーコンディショナーなど周辺機器の購入費用のほか、設置工事費もかかる点についてはあらかじめ留意しておきましょう。

日光が当たれば平等に発電が可能

また、太陽光発電のメリットは日光が当たれば平等に発電できることです。

火力発電に使用する化石燃料を入手する場合、資金力がものをいうため、平等に入手することは難しいといえます。

しかし、太陽光は地球に住んでいれば誰でもその恩恵を受けられるため、エネルギー入手の観点からみれば、平等に入手することが可能となります。

さらに、太陽光のエネルギーは化石燃料とは異なり枯渇する心配がないため、そのエネルギーを自由に利用できる点もメリットといえます。

温室効果ガスを発生させない

そのほか、太陽光発電のメリットとしてあげられることは、温室効果ガスを発生させない点です。

現在、発電方法として主流となっているのは火力発電ですが、エネルギーに化石燃料を使用していることから、温室効果ガスを発生させてしまいます。

温室効果ガスが増加することによる影響としては、地球温暖化があげられます。それによって気温が上昇するだけでなく、洪水が増加したり、あるいは干ばつの地域が増加したりと、気候が不安定化しやすくなってしまうのです。

その点、太陽光発電は温室効果ガスを発生させないため、地球環境に優しい発電方法といえるでしょう。

発電時に騒音が発生しない

発電するときに騒音が発生しないことも、太陽光発電ならではのメリットです。

火力発電の場合は、発電時にさまざまな機器が作動するため、騒音が発生するのは必然的といえます。そのため、火力発電所を設置する場合、工業地域など、ある程度の騒音が発生しても問題がない場所に限られます。

太陽光発電の場合、ソーラーパネルに太陽光が当たるだけであるため、発電時は騒音が発生することがありません。温室効果ガスが発生しないだけでなく、騒音が発生しない点も環境に優しいといえます。

日照時間が長いほど発電量がアップ

太陽光発電では、日照時間が長い地域ほど発電量が増加しやすくなります。

一年を通して雨が少ない地域や、冬に晴れる日が多い太平洋側の地域ほど日照時間が長くなる傾向にあるため、太陽光発電のメリットを活かすことができます。

なお、冬に雪の日が多く、日照時間が少ない日本海側の地域であっても、太平洋側と比べると、太陽光の発電量は大きく変わらないデータがあります。

例えば、東京と新潟の太陽光発電量を比較した場合、年間を通してみると、新潟での発電量は東京と比べて10%程度少ないだけにとどまります。

参考:有限会社和光
http://wako4730.com/solar.html

このことから、太陽光発電は場所を問わずに十分な発電が可能であるといえるのです。

太陽光発電は、エネルギーを自由に利用できること、温室効果ガスの発生や騒音発生の心配がないことから、クリーンで安全なものといえます。環境を守るという観点からも太陽光発電を有効に活用していきましょう。

(画像は写真ACより)