パネルメーカー選び、「安さ」や「長期保証」だけで決めていませんか?

コラム
2025年10月29日

太陽光発電の導入を検討する際、
「価格が安い」「25年保証」などのキーワードに惹かれることは多いのではないでしょうか。

確かに、導入コストや保証年数は大きな判断材料です。
しかし、その“言葉の裏側”にある実態を理解せずに選んでしまうと、
後々のメンテナンスや保証対応で思わぬトラブルにつながるケースもあります。

本稿では、パネルメーカーを選ぶ際に確認しておくべきポイントを整理します。


⚠️ 「安さ」の裏に潜むリスク

近年では、“業界最安値”や“長期保証”を謳うメーカーや通販サイトが増えています。
中には、他社メーカーの型番をそのまま利用して「互換品」「代替品」として販売しているケースも見られます。

このような場合、互換性の根拠をはじめ製造元や保証元が不明瞭なことが多く、
「正規品と誤認して購入したが、保証が受けられなかった」といったトラブルが発生する可能性があります。

また、“長期保証”という言葉も、
それを本当に実行できる企業体制がなければ意味をなしません。
企業が数年で業界から撤退してしまえば、保証も無効になってしまいます。

長く信頼されるメーカーは、
「自社の名前で」「正直に」「持続的に」市場と向き合っています。


💡 見るべきは“保証の年数”ではなく、“保証を守れる体制”

太陽光パネルは、20年以上発電を続ける長期設備です。
そのため、メーカーを選ぶ際には「いま安いか」よりも、
20年後も責任を持てる企業かどうか」が重要になります。

たとえば、短期間で太陽光発電事業を畳んでしまう会社や、
頻繁にブランド名を変えている販売元の場合、
数年後には連絡が取れなくなり、保証請求ができないという事態も起こり得ます。

メーカーが途中で撤退すれば、
「保証も、責任も、連絡先も消えてしまう」──そんな事例も実際にあります。

だからこそ、選ぶべきは“安さ”ではなく“続ける力”のある信頼できるメーカーです。


📘 信頼できるメーカーを見極める3つのポイント

1️⃣ 実績を見る
 過去10年以上の供給実績・施工実績があるかどうかを確認。

2️⃣ 透明性を見る
 製造拠点や品質管理体制、保証条件を明示しているかどうか。

3️⃣ 継続性を見る
 同一ブランドで長期的に事業を継続できる企業体制を持っているか。

これら3点を満たしているメーカーであれば、
長期にわたる安定運用のパートナーとして信頼できると言えます。


☀️ 業界の成熟期に求められるのは“誠実なメーカー選び”

日本の太陽光発電市場は、FIT時代からFIP時代へと移行し、
再生エネルギーの「長期運用・再利用(リパワリング)」が注目されています。

この段階においては、単なる価格競争ではなく、
品質・信頼性・サポート力を兼ね備えたメーカーとの長期的な関係構築が求められます。


🌞 まとめ:価格よりも“信頼の持続性”を

太陽光発電は「導入して終わり」ではありません。
設置後も20年以上にわたり、安全・安定して発電を続けることが目的です。

そのためには、
「安さ」や「長期保証」という言葉だけではなく、
“保証を実行できる継続的な企業”を選ぶことが、最良のリスク対策になります。


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