太陽光発電投資はまだまだ根強い人気のある投資です。
形態は不動産投資に似ていますが空室リスクを気にする必要がなく投資としては非常に優秀な投資です。
ただ誰もが必ず成功するわけではありません。他の投資同様にリスクがあります。今回はよくあるリスク、失敗のケースについてお話しします。
1.自然災害
太陽光発電の一番の敵と言ってもよいのが自然災害、特に台風です。設計の強度が不十分だったり、部材自体の強度が弱かったりすることで台風に耐えられず故障、酷い時は全壊します。自然災害保険に加入していれば大体のロスはカバーできますが、それでも発電が止まっている間の売電ロスや再建までの労力は少なくなりません。
⇒発電所の設計、特に架台の設計には気を配りJISの最新版が使われているか等を確認。また自然災害保険には必ず加入する事が重要です。
2.部材メーカーが撤退する
FITの開始から10年近くたちますので部材メーカーが倒産や撤退しているケースがあります。特に海外メーカーが多く、撤退により製品に付帯している保証やその後の代替品やメンテナンスが全て無くなる事があります。
⇒海外の会社は採算が合わなければ大きなメーカーでも撤退する事があります。従って判断は難しいですが最低でも日本に支店があるメーカーを選びましょう。
3.施工会社の選択ミス
発電所不具合の隠れた原因の一つが施工ミスです。架台の杭が曲がって入っている、ボルトの締め付けトルクが不十分である、パワコンのパテ埋めが甘い、ケーブルのまとめが悪い等々。
⇒実際に施工会社に会って担当者がしっかりしているか、施工実績をしっかり見せる事ができるか等を確認しましょう。
4.メンテナンス不足による故障
低圧はメンテナンスしない、という風潮がまだあるように思われます。サイズに関わらずに太陽光発電所はメンテナンスが必要です。汚れによるホットスポット発生、発電量低下。監視装置や定期確認がない事による故障放置が挙げられます。
⇒自主管理でもプロによる管理でも必ずメンテナンスをするようにしましょう。過剰なメンテナンスは必要ありません。初期不良が無ければ電気的検査は2年~3年に一回。草刈・洗浄は必要によって随時でよいでしょう。