太陽光パネルは、屋外に置きますので時間が経つにつれて汚れます。
鳥の糞やホコリ、油、砂、花粉、トンボの卵 etc…と色々なものが付着します。
他コラムでもお話しした通り、マルチストリングのパワコン等でない限り、汚れによって発電が落ちたパネルが一枚でもあれば、他のパネルはそのパネルの出力低下につられて発電が落ちます。
自然に取れる汚れもありますがどうしても取れない汚れがありそれが蓄積してしまいます。従って効率の良い発電を望むのであれば洗浄をした方がベターという事です。
発電量減少はどのぐらい?
では発電はどのぐらい落ちるのでしょうか。一概には言えませんが5%~50%近く落ちる事もあるようです。一般的な野立てであれば5%~10%でしょうか。
面白いのが見た目で汚れが無いようでも、洗うと5%ぐらいは違うこと。もし見た目で汚れている事を気づけるレベルなら5%どころではないという事ですね。
何故か汚れを気にして頻繁に洗う人は少ないです。発電所購入時のシミュレーションでは5%~10%は非常に気にされる割に、汚れで同じぐらい落ちてもそこまで気にされない方が多いように思えます。(または手が打てていない?)
どういう発電所が気を付けるべき?
特に気を付けないといけないのは周りに木が多い(花粉)、土がむき出しの場所がある(砂埃)、大きな道路に近い(油)、このような発電所です。※大部分の野立てがこれに当たりますが・・・。
費用はいくらか?
低圧案件をプロの洗浄屋さんにお願いした場合の相場は10万円前後のようです。安くはないですね。少しの影響なら放置、または自分で何とかした方が良い金額でしょうか。但し立地が悪く目に見えて汚れている場合は結局10万円、20万円と年間ロスしています。汚れがひどい方は洗浄した方がよいでしょう。
草刈は影が出来るので必ずやるべき事ですが、実は洗浄もかなり大事という事ですね。オーナーのみなさまも出来る限り洗浄をやる事をお勧めします。