太陽光発電で自己託送が注目されています

自家消費
2021年3月31日

こんにちは。太陽光システムのプロ集団ソーラーデポです。

太陽光発電市場はFITによる売電から自家消費にどんどん移行しています。より多くの企業は以前に比べてグリーンエネルギーを獲得すべく、自家消費型太陽光発電の設置に注目しています。特にRE100に加入している企業は非化石証書を購入するだけでは本当のエコ化ではないという動きが始まっており、太陽光発電の導入による本当の再エネ獲得に動いています。

そんな中で特に注目されているのは自己託送です。

「自己託送とは自家発電設備を用いて発電した電気を、別の場所にある工場等に送電する際に使用できる、一般送配電事業者が提供する送電サービス」です。簡単に言うとある会社が自社の遊休地等に太陽光発電所を建てて、そこから発電された電気を電力会社の電力網を通じてその会社の工場等の電力需要に充てる事です。電力を消費する工場等の屋根で発電するのではなく、離れた場所で発電して電気を送電してくるところがポイントです。

では誰の電気でも自己託送で送れるかと言えばそうではないようです。現在のルールでは同じ会社内での自己託送と、別会社でも電力消費する会社と密接な関係がある会社が発電したものの自己託送の2つが許されています。

ただし密接な関係というのがポイントで、どういう関係が密接な関係なのかの明確なルールは無いようです。従って密接な関係の認定は現在ではその場所の管轄している電力会社による判断との事。電力会社に問い合わせもケースバイケースという事みたいです。

また自己託送は同時同量の管理をしなければなりませんので発電所を建てたあとの管理も必要になり、また上記の様な手続きや認定もあり簡単にできるものではないようです。導入する会社も自己託送に関する専任担当を決めなければ導入までの対応が難しいようで、今のところは人的リソースに余裕がある一部の大企業だけが出来ると言っても間違いはないでしょう。

ソーラーデポでは自己託送の導入について対応しておりますので是非自家消費導入と自己託送を検討されている会社様はお問い合わせください。