半導体等の部品不足でパワコンの納期遅延続出!

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2021年10月14日

こんにちは。太陽光システムのプロ集団ソーラーデポです。

2021年前半の半導体不足に端を発したパワコン不足ですがなかなか解消の目途が立ちません。目途が立つどころか10月時点でも悪化していると言っていいでしょう。

原因は何か?

元々は半導体だけの話でしたが、その後電力不足や各種主要原材料の高騰により中国のサプライチェーンが全体的にうまく機能していません。従って半導体以外の部品もオムロンやその他メーカーに予定通りに納入されずパワコンや蓄電池等の太陽光機器製造に影響を与えています。

メーカーの話によれば長期の部品供給計画が入手できずに先々1,2週間のスケジュールしか出てこないようです。その上、そのスケジュール通りに納品が行われない事もあり、生産計画に影響をあたえ、その下の商社や施工店にもしっかりした情報や供給が来ない状態です。

この物不足は1,2ヵ月で解消されるものではないと見られており、少なくとも来年の春までは続くと思われます。従って、「供給が正常になってから」と言ってもそれはいつになるかわかりません。もし発電所建設が有る場合は、すぐにやる方が得策です。

何が起きているか?

太陽光発電に関わる機器、例えばパワーコンディショナー、蓄電池システムが市場で不足しており販売の現場では多くの注文残をかかえています。パワコンで言えば有名どころのオムロン、安川、パナソニック等が不足しており、蓄電池システムも田淵電機、オムロン、パナソニックがほぼ手に入らない状態です。

低圧発電所用の単相パワコンはオムロンが主要なメーカーでしたので、その代わりを探してHuaweiやSMAに需要が流れています。ただしそれによりHuaweiは既に在庫薄で希望台数を希望通りに手に入れるのが難しくなっております。

どうすべきか?

あまり選択が残されていませんが単相5.5kWのパワコンであれば、SMAを使う事をお勧めします。SMAのパワコンは下記の別コラムでご紹介した通り、価格もオムロンに劣らず、機能やサービスはかなり充実していると言えるでしょう。

コラム太陽光発電所をSMA新型パワコンでリパワリング!を見る

ただしオムロン等のパワコンが不足している事で行き場を失った需要はSMAのみでカバーすることは到底できないと思っています。従ってSMAが不足するのも時間の問題です。

パネル、アルミ架台の高騰が止まらず、そしてパワコン不足が起きている中、取るべき方法は一つ。以前より高くてもすぐに発電所建設をする事です。今年は全ての価格が毎月上がっている状態です。今年の頭も物の価格が安くなるのを待ったお客様もいましたが、悪化の一途です。中国の動きをみると以前の落ち着きを取り戻す予兆は今のところありません。従って待つことにより損をする可能性の方が高いと思われます。

ソーラーデポではオムロンと同様、SMAパワコンも多く取り扱っておりますのでまだ在庫はございます。ご希望の方は問合メールにてお問い合わせください。