コラム

太陽光パネル、架台への新型コロナウイルスの影響は?

ニュース
2020年2月21日

こんにちは。ソーラーデポです。

今回は新型コロナウイスル発生に関わる太陽光業界への影響についてお話しします。

ご存知の通り太陽光発電に関わる部材の多くは中国で生産されています。特に太陽光パネルとアルミ架台については日本で使われるかなりの比率を占めています。では実際どのような事が問題となってくるのでしょうか。

1.作業員の問題

まず初めに生産に関わる作業員が不足する事によりモノが作れないという問題があります。中国の工場で働く作業員の多くは地方からの出稼ぎ労働者です。新型コロナウイルスが拡大したタイミングが大きく関わっていますが、これらの労働者が1月末からの旧正月の為、多くは実家の地方に帰っていました。その後ウイスルの拡大により都市間の異動が禁止され自宅待機の指示が出ました。その為、生産場所である工場に作業員が戻って来られない状況です。

本日時点(2月21日)の情報では地方の作業員が工場に移動するための申請が一部再開しており来週ぐらいから少しずつ生産が再開するのではと言われています。但し元々中国の工場労働者は会社に対しての忠誠心が高いわけではありませんので危険と見なせばそのまま戻って来ないという事もあり100%の生産体制に戻るには時間がかかると思われます。

2.部品の問題

これは構成部材が複数ある太陽光パネルの方が影響が高いと思いますが、作業員が確保できたとしてもモノを生産するための部材確保が出来ない可能性があります。上述の通り上流の部材工場でも作業員の不足が解消されず生産体制が整っていないため部材入手が難しくなると思われます。その為人員が足りない中、その上に部材不足が起こり更に生産・出荷を遅らせる事になります。

3.物流の問題

上記2点に加えて物流でも同じことが起こる事が予想されます。国内輸送、港、税関で人員が不足するため出荷が出来たとしてもそれを日本に持ってくるまでの道のりで止まってしまう可能性があります。

4.工事・系統連系期限の問題

新型コロナウイルスへの対応で一杯になっている状況で協議されていないのが系統連系の期限についてです。上述の通り部材が手に入らない事により日本各地で工事が続々と遅延していますが、それらには元々の連系の期限があります。スケジュールに余裕がある発電所なら良いですがそうではない場合は予定していたFITの恩恵が100%得られなくなる可能性があります。今回の件はもちろんメーカー、販売施工業者、発電所オーナーの責任ではないですがどこかが損をする事になります。損害を縮小するため政府は何らかの措置をとるのか、そこが今後のポイントとなります。

アルミ架台への影響を掘り下げる

パネルは比較的各メーカー同じような状況に置かれていますがアルミ架台については状況が異なります。アルミ架台はアルミのインゴット熔解、成型、押し出し、加工と工程がありますが、現在日本で販売している架台メーカーの半分以上はこの工程を一貫して行っていません。半完成品を仕入れ注文の仕様に合わせて出荷するスタイルが実は多く、これらのメーカーは新型コロナウイルスの影響を大きく受けます。

何故かと言うと部材を他社に依存している比率が大きいため、部材や半完成品が手に入らず顧客への出荷が出来ない為です。一貫生産を行っている会社とくにアルミインゴットから扱っている会社は他社への依存が少ないため、部材入手が問題となりません。また一貫生産しており他社へ半完成品を販売している会社は、自社が対応するべき注文が滞留しているため、半完成品販売に回す余力が無い為、部分加工を行っているメーカーはしばらくの間、部材入手が出来なくなります。

ここで一つ注意したいのがアルミ架台メーカーの一部は一貫生産を謳っていても必ずしも事実ではない事です。一貫生産である、大型の工場を所有しているとホームページやパンフレットに書いていても実はそうではないメーカーが実はあります。実際に工場見学をしなければわからないですが自分の使っている架台メーカーは本当に一貫生産を行っているかを再度確認した方が良いです。

緊急で部材入手が必要な場合はお問い合わせください

パネル、アルミ架台だけに限らず中国からの出荷遅延による影響でお困りの方はソーラーデポにお問い合わせください。弊社も新型コロナウイルスの影響を受けておりますが、出来るだけ早く商品をご提供できるように努力しております。

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